電源トランスは左奥
前の記事「楽しいけど汗をかく穴開け加工」を見るとわかると思うけど、847のメインアンプ(パワーアンプ)は左側に電源系、中央に信号増幅系、右端に入力信号が走るようにレイアウトされている。
昔の並4ラジオや5球スーパーと同じレイアウト
ラジオみたいだけど、こだわりがあってこうなってしまう。
左右ひっくり返してもいいんだけど、どうにも作りにくいからけっしてやらない。
中央奥に電源トランスを置いて、電源系を中央に置くレイアウトはアースの引き回しが面倒そうで、絶対手を出さない。
左側に電源系が来ると言うのは、重量バランスから言って決していいことではないのだが、AC100Vと信号が十分離せるのと、アースラインの引き回しが3系統で済むので楽なのだ。
ここでアースラインの引き回しが3系統と言って「???」と首をひねった真空管アンプ製作者はレベルが低いぞ
平滑回路がコンデンサインプットの場合、ダイオードからすぐのコンデンサのグランド側は可能な限り太い線でトランスのCTへつなぐ必要がある。
なぜなら、このアースラインにはリップルが乗りまくっている、だから他のとは別にする必要がある。
これでまず1系統。
もう1系統はπ型平滑回路の2個目(3個目もあり)のコンデンサのグランド、ここは1個目程リップルが乗っていないから。左右のデカップリングを入れる場合はここへつなぐ。
後の1系統は信号ラインのアース用で、これは入力端子付近でシャーシに落とす。
アンプのアースで重要なのは、リップルを信号ラインに乗せない、シャーシにグランド電流を流さないこと。
ラジオはニアバイアースで最短距離でシャーシに落とすが、それは高周波用であって、低周波では決してやってはならない。
以前某アンプを販売して小売店でハムが問題になっていたが、何のことは無い、2点アースを取っていてシャーシに電流を流していたんだ。
最近はネットのおかげでいろいろな情報を見つけることできるけど、2/3ぐらいは眉唾。
とんでもない嘘も書いてあるからね。
昔ながらのお客を怒鳴りつける親父がいなくなったせいもあるね。
ちなみにツゲさんはお客を怒鳴りつける親父だ